【津新町駅 / 夜の散歩】(三重県津市)レトロ感たっぷりの歓楽街とアーケード商店街

改札を抜けると、すぐ目の前に「串カツ居酒屋」の文字。近鉄名古屋線の津新町駅は、三重県の県庁所在地・津市の、より生活感と歴史が交差する中心街への入り口です。
駅周辺の様子

津市の中心駅といえば「津駅」ですが、老舗の松菱百貨店などがある繁華街へは、実はこの津新町駅の方が近いのです。そんな「街の心臓部」を目指して、夜の街へ繰り出します。

中心街へと歩く道すがら、思わず足を止めたくなる素敵なアンティーク&カフェを見つけました。閉店後の静かな佇まいも絵になりますが、次はぜひ陽の光が差し込む時間に訪れてみたいものです。

さらに進むと、街の歴史を物語る渋い商店街が現れます。夜のシャッター通りは寂しくもあり、同時にどこか懐かしい安心感も与えてくれます。

シャッターに残された落書きが、夜の闇の中で少しばかり無骨な印象を与えますが、これもまた街が刻んできたリアルな表情の一つなのかもしれません。

津を象徴する「松菱百貨店」の向かい側。夜9時を回ると街灯の少なさが際立ち、百貨店の前とは思えないほどの深い静寂に包まれます。

三重県を代表する歓楽街・繁華街として知られる**「大門(だいもん)」**エリアに到着しました。土曜の夜ということもあり賑わいを予想していましたが、意外なほど人通りは少なく、しっとりとした空気が流れています。

路地裏へ一歩足を踏み入れると、風景は一変します。ぽつぽつと灯る飲み屋の看板が、闇の中に温かな輪郭を描き出し、歩くだけで心が弾むような「夜の情緒」が溢れていました。

探索を続けると、強烈な個性を放つアーケード商店街に出会いました。剥き出しの鉄骨、年季の入った看板……まるでそこだけ時代が止まっているかのような、濃密な昭和の空気に圧倒されます。

アーケードの脇に伸びる、さらに細い路地。ひっそりと灯りを守る店がいくつかあり、深夜の秘密基地のようなワクワク感があります。

日本中から少しずつ姿を消している、こうした古い街並み。失われてしまう前にこの目に焼き付けておけるのは、夜散歩の何よりの収穫です。

ここはまさにタイムトラベルの入り口。営業中の店からは微かに賑わいの気配が伝わってきて、この場所が今も街の夜を支えていることを教えてくれます。

駅へと戻るメインストリート。そこには女子高生風の衣装を着た女性たちが立っていました。レトロな街並みの中に現れる現代的な「夜の街」の風景に、ふと現実へと引き戻されます。

通り沿いに灯るうどん屋さんの看板。掲げられた「伊勢うどん」の暖簾に、ここが三重であることを改めて実感します。太くて柔らかいうどんを想像するだけで、冷えた身体が少し温まるような気がしました。

再び松菱百貨店の前へ。昼間の華やかさを一切消し去った、百貨店の巨大なシルエットと暗い通りの対比が印象的です。

帰路は、行きに眺めていたアーケードの内側を通ります。天井から下がる看板、年季の入った柱。この「渋さ」こそが、津新町の夜が持つ一番の魅力なのかもしれません。
津新町駅の周辺を歩いた動画
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