【松阪駅 夜散歩】鶏焼肉・遊郭跡・氏郷まつり——三重県松阪市の夜を歩く

和歌山から紀の川沿いに上流へ向かい、さらに山また山を乗り越えて三重県に入った。三重といえば伊勢神宮の印象が強く、伊勢以外の場所に足を延ばす観光客はそれほど多くない印象だ。
その三重県の松阪市。人口は15万人強で、三重県内では四日市市・津市・鈴鹿市に次いで4番目に多い。江戸時代は紀州徳川家の領地として栄え、伊勢神宮参拝に訪れる旅行者の需要を取り込んで発展した街だ。
その松阪市の中心駅、松阪駅の周辺を歩いた。松阪といえば全国的には牛肉が有名だが、地元では「鶏焼肉」が深く親しまれている。
駅周辺の様子

松阪駅。つい「マツザカ」と濁って読んでしまいがちだが、正しくは「マツサカ」だ。ずっと間違えて覚えていたことに、現地に来て初めて気づいた。

駅前には歩道を覆うアーケード商店街が続いており、夜でも駅から街へ向かう人の姿がそれなりにある。

暖簾の隙間から話し声が漏れてくる居酒屋は、かなり混み合っていた。夜でも開いている飲食店が多く、駅前の活気はある。

通りに「氏郷まつり」の旗が並んでいた。近江から移り松阪の礎を築いた戦国武将・蒲生氏郷公を偲ぶ祭りだという。

駅から少し歩いたところに飲み屋街がある。このあたりはかつて遊郭として賑わった場所だという。建物に当時の面影はほとんど残っていないが、小さなスナックが密集している。

規模の大きな通りではないが、無料案内所もあった。

ビルの看板に手書きの文字が並んでいる。女性の名前を冠した店が多く、昭和の残り香がある。

人通りはまばらで、静かな夜の通りだ。

駅方面へ戻る途中、懐中電灯を手にしゃべりながら歩く女性ふたり連れとすれ違った。

駅から少し離れると、シャッターの閉まった店が目立つようになる。

和菓子屋のショーウィンドウに「ういろう」が並んでいた。名古屋が有名だが、三重もういろう文化圏のようだ。伊勢街道沿いの街としての歴史が食文化にも出ているのかもしれない。
松阪駅の周辺を歩いた動画
あわせてこちらの動画をご視聴いただけると嬉しい。
YouTubeチャンネル「街撮りch」のチャンネル登録もよろしくお願いします。


