【和歌山駅 / 夜の散歩】(和歌山県和歌山市)ハロウィンの仮装と、静寂に包まれた巨大アーケード

JR和歌山駅。この日はちょうどハロウィンだったようで、駅前には仮装を楽しんでいる女子高生たちの姿がちらほら。地方都市の駅前に漂う、少し浮き足立ったような夜の空気感が心地よく感じられます。
駅周辺の様子

紀勢本線や和歌山線が乗り入れるターミナル、和歌山駅。市内にはもう一つ「和歌山市駅」があり、県外の人間には少し紛らわしいのですが、和歌山城へのアクセスが良いのはあちら側だったな……なんて記憶を辿りながら、お迎えの車が並ぶロータリーを後にします。

西へと伸びる「けやき大通り」を進みます。飲み会帰りと思われる楽しげな団体客とすれ違い、夜が深まっていくのを感じます。

柳通りを右折すると、和歌山随一の歓楽街、通称**「アロチ」**エリアへ。客引きの男性たちが増え、一気に夜の街の顔になります。ハロウィンらしく仮装をした人の姿も見かけ、街全体がどこか非日常的な装いです。

華やかな装いの女性とすれ違いました。出勤の時間にしては少し遅い気もしますが、今夜はハロウィン。彼女もまた、この夜の主役の一人なのかもしれません。

柳通りの一角で見つけた、ビビッドな赤が目を引くダイニングバー。暗い夜道の中でそこだけが浮き上がっているような、不思議な存在感を放っていました。

さらに西へ進むと、和歌山を代表する商店街**「ぶらくり丁」**が現れます。巨大なアーケードがどこまでも続いていますが、人通りはなく、驚くほど静か。もう少し街灯があれば……と思いつつも、この静寂が散歩者の心を落ち着かせてくれます。

昼間もシャッターを下ろしている店が多いと聞きますが、夜のこの独特の空気感も決して嫌いではありません。時代に取り残されたような、美しき孤独を感じる空間です。

一転して、ネオンが灯る明るい一角も。こちらは歩道部分だけをアーケードが覆うタイプで、夜の灯りに誘われるように足が向いてしまいます。

ぶらくり丁大通りへ出ると、美しい電飾に彩られたエリアにたどり着きました。点在する飲食店から漏れる光が温かく、どこかアジアの夜市のような、多国籍でおしゃれな情緒が漂っています。

こうした雑多で熱量のある雰囲気、個人的にはすごく好みです。沖縄料理のお店でしょうか、漂ってくる香りに食欲をそそられます。

再び駅を目指して歩きます。一本南側のアーケードも、やはり夜はひっそりとしていて、時折すれ違う人の足音が遠くまで響くようでした。

道すがら見つけた、佇まいの素敵な一軒。昼はカフェ、夜はバーとして街に溶け込んでいるようです。夜更けに灯るお店の光には、なぜだか不思議とホッとさせられますね。

長いアーケードを抜け、再び開放的なけやき大通りへ。

駅前まで戻ってくると、ここでもガールズバーの女の子たちが呼び込みをしていました。地方都市の駅前の、これが今の「夜の日常」なのでしょう。
和歌山駅の周辺を歩いた動画
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